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TOPJUNK王国プロジェクト×>OSインスト決死禄・第二章(3)

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冒険!OSインスト決死禄 2009


インストールしましたけど、何か?

 つまり、こう言うことのようだ。
 Ubuntuのインストーラーは自動的に一番適切と思われるドライブからパーティションを切り出してきて、そこにOSをインストールするのだが、今回の場合、何度かインストールの途中で中断させられた結果、そのたびに複数のドライブの切り分けが行われ、HDがいくつもの無意味なドライブでズタズタにされてしまったようなのだ。
 後で気づくのだがLinuxにはスワップ領域というものが必要らしく、Ubuntuがインストールされる際にはOS本体用の他にスワップ用の300MB強のドライブも切り分けられ、一度のインストール作業で二つの(と言うことは初めにあったものを含めると三つの)ドライブが出来てしまうらしい。
 もうひとつ、今回ぼくの状況を複雑にしたのは、実はこの"M-2"にはもう一台HDが入っていたことだった。データ用(もしくはバックアップ用)ドライブのつもりで、モバイルラックのカセットに入っているのと全く同じ型のHDがプライマリー-スレーブに接続してあったのだ。どういうアルゴリズムなのかわからないが、この二台のHDともにドライブが細かく切り分けられた形になっている。
 正直、当初Ubuntuのデュアルブートがどんな風に行われるのかわからなかったので、結果的にこのスレーブのHDにシステムがインストールされても仕方ないと思っていたが、実際にやってみると、どうも一台のHDにWindowsとLinuxの両方を入れることが可能らしいので、それならそうしよう、これも勉強と思って初めからやり直すことにした。

 ここでも危険なことは重々承知していたが、どんな結果になるか見当が付かないので(というか考えるのが面倒なので)、ままよ、トライ・アンド・エラー作戦に打って出る(笑)。
 Windowsの入っているパーティション以外の領域と論理ドライブを即座に削除。再起動をかける。予想通り(?)ブートに失敗する。
 ようするにブートローダー(Grub)っていうのが壊れたわけだが、Windows 2000 が生きているのはわかっているので、2000のインストールCDをセットして再起動する。
 ちょっと待ち時間がかかるが、Windows 2000 のセットアップメニューから修復コンソールを立ち上げ、"fixmbr"と打ち込めば、強制的にブートの設定が初期値に書き換わる…はずだったのだが?

 修復コンソールに入れない。
 Administrator(管理者)のパスワードを要求されるのだが、このシステムでは、ぼくはパスワードを設定していない。最初のインストールの際にパスワード欄を空欄で空押ししていたのだ。
 ところが、修復コンソールで要求されるパスワードに対して単純にエンターを押しても、スペース+エンターにしても弾かれてしまうのである。
 ここでいったん落ち着いてネットを検索すれば対処方法が解ったはずだが、もう半分ふてくされてWindows 2000 をクリーンインストールしてしまおうという気になった。

* なお、皆さんはこんなサイテーの真似をしないように、以下のような親切なサイトを読んで、まともな対応をしてくださいね。
http://lets-ubuntu.yui.at/tips/tips_rinstall.html
http://park8.wakwak.com/~ein/grub.html
 もっとも、ぼくのような人間はこういうサイトを読んで理解しようとしても、メンドクサイが先に立って、なーにパソコンは躰で憶えるものよと、トライ・アンド・エラー作戦で飛び出してしまうのだけれどね。


 さあなにはともあれ、マスターのハードディスクにまっさらなWindowsがインストールできたので、今度はスレーブに繋いであるHDの電源を抜いてしまって、間違っても二台目にインストールできないよう準備をする。
 何度目になるか忘れたUbuntuのインストールを開始。このくらいになってくるとインストール途中のパーティション指定のところで、スライドバーを動かすとバーティションの大きさを変更することが出来ることに気がついてくる。
 インストーラーの自動設定のままに進めていくと、UbuntuはOS用のパーティションを最小に切り分けようとするらしい。正直言うと実はこの後、何度も何度もUbuntuのインストールをする羽目に陥るので、もうどの時点で何をやったのか記憶が定かでなくなっているが、結論から言うと既存のWindowsが利用している領域を侵してまでUbuntuの領域を広げるわけには当然いかないが、かと言ってUbuntuの領域が最小だと、後で支障が生じることがあるようだ。ネット上にある様々な解説ではそれぞれ微妙に違っているが、感じとしてはおそらくUbuntu OS の領域として4GB以上は絶対に必要なのではないだろうか。また、前に書いたスワップ領域が確保できないような切り分け方をしようとすると、たぶんエラーが出て前に進めない。

 まあとにかくだ。
 とにかく悪戦苦闘の末、再びUbuntu 9.04のインストールに成功したわけだが…
 やっばりなにか変。

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