戻る

10年のワゴン


1月の店頭ワゴン

今年のお年玉!

〜 Windows Media Player用スキン 〜

 知っている人は知っているだろうが、極アートのページでは以前からWindows Media Player用のコンパクトなスキンを配布している。
 ぼくはパソコンで作業しているときに音楽を聴いたり、さらには最近はネットラジオ(ポッドキャスト番組)を聴くことが多く、その際、作業のじゃまにならないプレーヤーが欲しいのである。
 しかし、なかなか自分の気に入ったスキンが無く、いっそ自分で作ってしまおう思ったのわけだ。
 それで今回は以前のもの以上に小さい、ウィンドウのタイトルバーに入るくらいのスキンを作ってみた。よろしければお試し下さい。

WMP_J_Skin014
WindowsのMediaPlayerに対応したオーディオファイル専用の超コンパクトスキンです。

ご利用に当たっては必ず以下の使用条件をお守り下さい。
■どなたでも自由にご利用いただけます。
■ただし、もっぱら商業的目的、もしくは政治的目的、または布教およびそれに類する目的でご利用になる場合には、必ず作者までご連絡下さい。
■このスキンについて作者は動作、または発生した問題・損害に対して一切の保証および補償をおこないません。すべて利用者の責任においてご利用下さい。

スキンのインストールおよびアンインストール等についてはご利用のアプリケーションのヘルプファイル等をご参照下さい。


ダウンロード WMP_J_Skin (青)


ダウンロード WMP_J_Skin (緑)


ダウンロード WMP_J_Skin (紫)


ダウンロード WMP_J_Skin (白)

もうひとつのお年玉?  ところでたまに訊かれることがあるので、ちょっと紹介しておくのだが、「Junk王国」には裏コンテンツがある。そこで過去のトップページのログなどを掲載しているので、興味のある方は見てみて欲しい。
 裏コンテンツに入る方法は、「Junk王国」のページの一番下の右隅に小さな「森」という文字があるのでこれをクリック。森に入ったら、小屋をクリックするともう一度小屋が現れるので、この小屋をクリック。さらに「玄関」をクリックする。


2月の店頭ワゴン

今月のお気に入り?

〜  帝松 純米吟醸 〜

 1月27日が父の命日で、今年は仏壇に供えるために日本酒を買いに行った。そのときスーパーで見つけたのがこれ。

 スーパーのプライベートブランドのようだが、種類としては普通のと純米、それにこの純米吟醸が並んでいた。
 最近はまず吟醸酒など飲むことはないのだが、たまのことなので買ってみた。たしか四合瓶で1000円弱だったような気がする。

 これまで飲んだ吟醸酒というのはたいてい淡麗辛口、フルーティな香りというイメージがあって、これもそういう味を期待していたのだが…

 一口飲んでびっくり。
 大甘なのである。

  この数十年、日本酒は辛口がブームでなんでもかんでも辛口、辛口と宣伝され、なかなか甘口の酒がないなあと思っていたのだが、本当に意外なところで甘い酒に出会ってしまった。

 しかし、どうしても吟醸というイメージと甘口は頭の中で整理がつかない。
 なんとなく違和感をぬぐい去れないまま、結果的にはちびちびと最後まで(おいしく)いただいた。

 もう一度買ってみたいような、恐いような…

3月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜  NEC Versa Pro R VA18XRF 〜

 パソコンの不調もなんとか乗り越えたのだが、結局いろいろやっているうちに家中のコンピュータ環境を全部一新するくらいの再編成をすることになってしまった。

 ぼくは複数のパソコンを持っているわけだが、それぞれに役割を割り振ってある。今回メインマシンがクラッシュしたことを受けて、これらを再検討した結果、実際「使えない」マシンもあるなあ、と感じたからである。

 まずメインマシンは文字通り通常の仕事に使ったり、メールなどの通信に使ったりしているわけだが、これはマザーボードが壊れたので、マザーとCPUを新調して交換した。
 次に本来メインマシンのパックアップ用に置いてあるパソコンは、2001年に組んだAthlon XP 1600+ 搭載機だったが、実際上不具合が多発して安定せず、壊れたとまでは言えないまでも、いざメインマシンが使えないと言うとき役に立たなかった。この際このパソコンは引退させることにした。
 そして、その代わりに今までAV・ゲーム・各種実験用マシンとして使っていた2004年に作ったPentium 4 2.0A 搭載のサブマシンをパックアップ機に転用。
 さらにそのサブマシンの穴を埋めるものとして、メインマシンから回収したCPU=Athlon 64x2 4200+ を再利用した新マシンを組むことにした。これは極力お金をかけたくなかったので、ネットで見つけた6千円弱の激安マザーボードFOXCONNのA7GM-Sを使うことにした。
 ちなみにこのFOXCONNというメーカー、ぼくは今まで知らなかった。調べてみるともちろん台湾の会社だったのだが、大手パソコンメーカーやゲーム機などのOEMを手がけていて技術的水準は高そうだ。ただ労働者を酷使することで有名で訴訟騒ぎにもなったらしい。
 ぼくはこれまでマザーは基本的には大手一流と言われるGIGABYTE(たまにASUSかMSI)製を選んできたのだが、今回はあえてバクチを打つような気持ちで激安品を買ってみた。
 そうしたら、これがけっこういい。
 どうも一般向け、特に日本での個人向け販売には力を入れていないメーカーらしく、日本語マニュアルも日本語サイトも無く、不安と言えば不安だが、ほとんど遊び・実験用のマシンでもあるし、とにかく問題なく動いてくれているので、まあいい買い物だったと思う。(耐久性は不明だが)


 さて、前置きが長くなってしまったが、うちのコンピューター環境でもう一つ無いと困るのがリビングPCである。
 以前にもこの欄で紹介したが、父が亡くなったあと母の様子をうかがいながら作業する必要があるときがあって、居間で使えるパソコンとしてIBMの古いノートパソコンを中古で買ったのだった。
 しかしさすがにちょっとした作業でもかなり重く、実際に使っているとストレスが溜まってくる。それで今回ついでにと言うかやけくそというか、勢いでこれも新しくしちゃおうかと、要するにふと魔が差してしまったのだ。
 どうしようかと迷いに迷い、他のマシンの使い回しとかさんざんプランを練ってみたのだが、結局また中古でノートを買い換えるのが一番という結論に達した。
 それでネットオークションで探し出したのが今回のタイトルであるNECのVersa Pro R (VA18XRF)である。送料・手数料などを入れて実質17,000円弱だった。

 快適である。
 「親指ひゅんQ」を使って親指シフト化したのだが、キーボードが打ちやすいのか、日本語入力作業だとスイスイ進む。
 既存のIBM機は2001年製・モバイルPentiumIII 800MHzのThink Pad A22mだったが、こちらは2003年製・Celeron 1.8GHz。どちらもオフィス向けオールインワンタイプなのだが使用した体感は相当に違う。
 デザイン的にはThink Pad の重厚感のある角張った艶消し黒の無骨なボディの方が好きだが、まあそんなことまで言ってはいられない。文頭の写真では分からないので色を強調した写真も載せておくが、Versa Pro R の方はアルミ風の銀と薄紫の軽快感のあるツートンカラーである。
 ちなみにぼくはノートを使うときひとつのクセがあって、いつもパームレスト部分の色とディスプレイの壁紙の色を統一してしまう。そうするとなんとなくパソコン自体に統一感が生まれ落ち着くのだ。今回もいろいろなことをやってみたあげく、結局画面は無地の薄紫になってしまった。
 なおメモリは別途512Mを二枚買ってすぐに入れ替えた。

 あえて問題があるとすれば、ノートとは言えけっこうな重量があり、またバッテリーはほぼ完全に死んでいるのでACアダプタがないと使えないことだが、それはA22mでも同じことで、初めからリビングPCとして割り切っているから気にはならないのである。


4月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜  LABEL 5 〜

 まず言い訳めいたことから書くのだが。
 去年ぼくはダイエットを試みた。というか結果的にダイエットにはまりそうになった。
 そもそもは体調がすごく悪くなったという感じがしてなんとかしたいと思い、食事制限をしたり、運動をしてみたりしたのだった。その中に節酒というのもあった。
 参考にしたのは各種のダイエット情報だったのだが、このサイトでも書いたと思うが、目的はダイエットにあるのではなく、体調不良を改善することにあったのだ。

 しかし恐ろしいもので、と言うか。

 やはり始めてみると、どうしても体重が減っているかどうかとか、ウエストのサイズがどうなっているのかとか、ついついダイエットが目的であるかのような感覚になっていくのである。
 正直に言うが、確かに食事制限や節酒、運動によって気分はかなりよくなった。しかし、同時に立ちくらみが起こったり、慢性的な便秘に悩まされたり、マイナス面もずいぶん体験したのだった。
 関係あるかどうかわからないが、病院の検査ではコレステロールが逆に増加、風邪もひきやすくなった。

 そんなこともあって昨年風邪で寝込んだのをきっかけに、食事も酒も好きなように摂るようにしてみた(もっとも基本的にビールは特別な場合以外は止めて、なるべく蒸留酒を割って飲むようにした。夜につまみを食べるのも止めた)。
 その結果、調子はまあまあ、特に便秘は劇的に解消した。

 考えてみると子供の頃やホテルのフロント係で「規則正しく」酒を飲むことが出来なかった頃は本当に通じが悪かった。
 尾籠な話で恐縮だが、今は朝に「大」を出すとき1秒もかからない。これは本当の話。一瞬でズバッと出てしまうのである(ただし飲み過ぎると逆に駄目だけれど)。まさに「早飯、早××、芸のうち」で、今はあえてゆっくり食べるように心がけているけれど、早食いだってかなり得意ではある(ただし食べられる量は20代のころの1/4位になっちゃったけど)。
 ま、いずれにしても、体調管理というのは本当に難しいなあと思うこの頃なのである。

 さてここからが本題で。

 そんなこんなで最近は焼酎かウィスキーを飲むことが多い。ウィスキーはお湯割りかハイボールである。
 最近はなんだかハイボールがブームだけど、ぼくは何十年も前からハイボール好きだ。ただ昔は今のように炭酸水がどこでも買えたわけではなく、酒屋で結構高いクラブソーダを買わなくてはならなかったから、どうしてもストレートやオンザロックで飲むことが多かった。
 そういえば最近のブームでひとつ教わったのは、ハイボールにレモンを搾るというやり方。これはこれでけっこういける。

 さてその主役のウィスキーだが。
 ぼくの好みで言うと、スコッチならジョニーウォーカーの黒。バーボンならオールドクロウかな。もちろんこのあたりはストレートかロックでやるわけだが。まあこれらの酒の話は書き始めると止まらないので、また別の機会に改めてということにしておこう。

 最近はこういう高級酒ではなくハイボール用に安い酒もよく買っている。ぼくの周辺で今一番安いのは「凜」。これはこれで薄く作れば飲める。
 でももうちょっと美味いのはないかと思って、トリスや角、ホワイト、達磨、クリアニッカなどと買ってみたのだけれど、どれももうひとつだった。そんな中で見つけたのがこれ、LABEL 5である。

 「やまや」という酒の量販店でしか扱っていないようだが、一応何かの賞を受賞したことのあるイギリス産のスコッチと言うことになっている。
 カラメル色素で着色してあるのが気に入らないが味は好きだ。値段は「角」くらいだろうか。
 ウィスキー好きの方、もし見かけたら一度やってみたらいかがだろう。


5月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜  ドラキュラ & ホームズ全集 〜

 話せば長い経緯があるのだが、長いからカットする。
 ともかくも最近手に入れた本。
----------------------
 まず1冊目は「ドラキュラ」プラム=ストーカー/著 新妻昭彦+丹治愛/訳(水声社・2000年)

 もちろんあの有名な吸血鬼ドラキュラの原作小説である。
 ぼくが始めてこの小説を読んだのはたぶん中学の1〜2年の時だと思う。1年の時は当時市内にひとつしかなかった中学校へバスで通学した。そのバス停のところに本屋と文房具屋を兼業しているような店があって、ぼくは学校の帰りによくその店で立ち読みというか本の物色をしたものである。
 本当にそこで買ったかどうか、もはや記憶は曖昧なのだが、いま手元にある当時の本は創元推理文庫の「吸血鬼ドラキュラ」(平井呈一訳・初版1963年)の16版、1970年の発行となっている。
 これは現在入手できる創元推理文庫版とは少し違っていて、同じ訳者ではあるが抄訳である。調べてみると翌年には現在売られている完訳版が出版されたようなので、少しの差でタイミングが悪かったというか、今となっては実は逆にタイミングが良かったのかもしれないとも思う。

 実を言うとこの時はこの小説を読み切ることが出来なかった。当時のぼくにとっては生のビクトリア朝ゴシックホラーは、まだ敷居が高かったというか、正直に言うと長くて退屈だったのだ。
 その後、どのくらいたってからだったか忘れたが、一応再挑戦して完読はしたのだが、やはり印象はあまりぱっとしなかった。


 ところで今回いろいろあって(いろいろの話はカットするが)、上に紹介した水声社版を手に入れることになった。
 読んでみたら実に面白い。なるほど100年の間、一度たりとも忘れ去られず読み続けられてきただけのことはある。ただ確かに、この面白さが子供にわからなかったのは無理ないところではある。
 さらに言えば、創元推理文庫の抄訳版では、この作品の面白さのポイントがよくわからなかったのだとも思う。

 水声社版の良いところは、まず第一に詳しい注がたくさん入っているところである。
 100年前のイギリスの読者に向けて書かれた小説なのだから、やはりその背景がわかるのとわからないのとでは理解に大きな違いがある。
 さらに作品自体に対する研究や分析についての言及も豊富で、この注釈自体が「ドラキュラ」入門とも言えるくらいだ。
 第二に編集がわかりやすい。
 実はこの小説は様々な記録文書を寄せ集めてまとめられたという体裁で書かれている。こういう手法は当時おそらく流行っていたのだろうが(次に紹介するシャーロック・ホームズ物語も、よく知られているとおりワトスン先生の手記という形をとっている)、そこの所の面白さがわからないと、この小説の味わいは半減以下になってしまう。
 その点で、抄訳版「吸血鬼ドラキュラ」の編集は、ぶっきらぼうというか、そういう仕掛けの楽しさを伝え切れていないと思う。

 さて、それではどこがどう面白かったのか…長くなりそうなのでカットする。またどこかで機会があったら、ゆっくりね。
----------------------
 ということで「ドラキュラ」があんまり面白かったので、さらに同じ時代の大衆小説を読みたくなった。もちろん思いついたのはシャーロック・ホームズである。
 現在手元にあるのは最もポピュラーな日本語訳である延原謙訳の新潮文庫版なのだが、「ドラキュラ」で味を占めてしまったので、何か文学的な読みの出来る版はないかとネットで探してみた。
 さすがにホームズとなると凄いもので、古本を含めて現在入手可能な日本語版ホームズ全集というのは5〜6種類もある。それぞれ特色があってどれかが特別に良いということはないと思うが、ぼくが選んだのは、河出書房新社版「シャーロック・ホームズ全集」(小林司・東山あかね/訳、高田寛/註・解説訳 1997〜2002 全9巻)である。

 ところで、シャーロック・ホームズも中学のころにはかなり読んでいたと思う。
 最初に読んだのは、たぶん偕成社のジュブナイル版「緋色の研究」で小学校の中学年くらいだったのだろうか。その後、買ってもらったのか小学校の図書室で借りたのか、これも記憶が遠いのだけれど、ポプラ社版や学研版(?→これは不確か)、それに小学館の「少年少女世界の文学・イギリス編」などで子供向け訳のものをいろいろ読んだ。

 実は初めて読んだ普通の文庫本もシャーロック・ホームズだった。
 いま推察すると、これはおそらく父が持っていた角川文庫版の「シァーロク・ホウムズの回想」(鈴木幸夫訳)ではなかったかと思う。「回想」であったことは間違いない。確か最初に「白銀号事件」が入っていた。
 読んだ場所はたぶん川口市立病院の待合の廊下で、小学5年か6年のことである。とにかく初めて大人の本を読んだという強い印象があって憶えている。そして「なんだ、大人の本と言っても普通に読めるもんなんだ」と思ったのだ。
 これをきっかけにして、ぼくが読む本はハードカバーの子供向け単行本から、一般の文庫本へ変わっていったのだった。


 さて、河出書房新社版「シャーロック・ホームズ全集」であるが。
 この全集は、基本的に註を含めてオックスフォード版を底本にしていて、訳者は日本有数のシャーロキアンである。たぶん文学的な読解をするには今のところ最高の訳書だろうと判断した。
 もっとマニアックな、シャーロキアン的な読み方をするなら、ちくま文庫版の方が良いような気がするし(いま古本で買うのなら全然安いし)、正直、ちくま文庫版が発行された当時はそっちが欲しかったのだが、今回はちょっと趣旨が違ったので、あえて河出書房新社版を探した。なお河出書房新社版全集の半分くらいは現在絶版状態なので、全部そろえようと思ったら古本で手に入れるしかない。

 この全集は特に挿絵に初版当時のものを多数収録していて、これだけでも細かい注と同じくらいの価値がある。
 ただし付録に付いている訳者の独自解説は、ホームズ物語を精神分析学的に読み解き、これをコナン=ドイルの家族問題の告白と読み換える自説にかなり偏っていて、それはそれで面白いし悪いとは言わないがちょっとうるさい。
 せっかく文学的立場から編集されている本なのだからもっと文学的な読みをしたいところではある。もちろんだからと言って訳者の独自解説がこの全集の価値を損なっているということでは全くないのでご安心を。

 現在この全集を読み進めている途中だが、先に「ドラキュラ」を読んでいたおかげで読みが深まった。シャーロック・ホームズ物語は小説自体のストーリーが面白くテンポが良いため、ついついその背景、時代や社会にまで視線が向かわない。しかし、その先にあるものまで読み取っていくことが小説を読む醍醐味なのだ。
 それではその醍醐味とは何かというと…、もちろん長くなるのでカットである。


6月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜  踏み台 〜

 昨年ウォーキングを始めた時は、一日2時間を目処に歩いたのだが、さすがに頓挫せざるを得なかった。毎日1時間だって実際上は難しい。

 そんなときテレビを見ていて気づいたのは、踏み台昇降運動でも良いんじゃないかということだった。
 ところが、いざ身の回りを見渡してみても手頃な踏み台なんてない。

 そこでホームセンターを見て回って見つけたのが、プラスチック製の折りたたみ式踏み台である。

 家の中に踏み台がないというのは、つまりそんなものを置いておくと邪魔だからである。ぼくの記憶では昔々子供の頃には木で出来た踏み台がうちにもあった。いつの間にかなくなったのは引っ越した時に捨てたのか、いずれにしても今あっても邪魔っ気なだけだったと思うが。

 その点、薄く折りたためるのは狭い家にはちょうど良い。
 もちろん、運動にも使うのだが、日常的にちょっとした高いところにある収納を利用する際にも重宝する。実は母も台所でちょくちょく使っているようなのだ。
 そう言うわけで、今度は純粋に収納を利用するためだけにさらに一台、背の高い踏み台も購入することになった次第である。


7月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜  ZEN Style100 〜

 このコーナーでは以前から何度か携帯音楽プレーヤーを購入した話を書いているだが、最近になって、どれも壊れて使えなくなってしまった。
 基本的にはそれぞれのスイッチ部分が、おそらく物理的に破損したのだと思われる。安い中国製だから仕方ないと言えばそれまでなのだが…

 それにしても、もはや携帯プレーヤーは、ぼくにとって必需品になってしまったので、これがないと困ってしまう。もっとも、ぼくが聴くのは音楽ではない。ネットラジオというかポッドキャスティングというか、ようするにアマチュアの人たちがやっている音声配信番組を聴いているのだ。

 それはともかく、いま直面しているここでの選択肢は、一般的に普及しているi-P*dとかS*NYとかの1万円以上する機種に乗り換えるか、千円台のいわば使い捨て機にするか、それともその中間あたりを狙ってみるか、ということになる。
 これまで千円台、二千円台と買って来たのだが、実はそれはそれなりに一般普及機には無い特徴があって、ぼくなりに使いやすいと思ったという理由もあった。しかし同時にそれは耐久性からすると問題があったわけで、このあたりが悩みどころなのである。
 つまり、一般普及機と同じような形式のものなら、それ自体を買うのが正解なのだろう。中途半端なものを買って、自分としての使い勝手が悪い上に耐久性も悪かったら泣くに泣けないよなと思ったのだ。

 結果から言うと、ネット上で色々探してみた結果、結局また安い機種を選ぶことになった。ぼくにとって必要十分な機能を考えるとどう見ても一般機は高すぎる。
 ただし、かと言って、今回は聞いたことの無いようなメーカーではなく、一応自分がよく使っているパーツメーカーのものにした。
 パソコン用サウンドボードの老舗・Creative製のZEN Style100 4Gタイプである。

 話はそれるが、ぼくが初めて32bitパソコンを買ったころ、パソコンの中にはたぶん必ずと言って良いほどCreativeのサウンドブラスターが入っていたはずだ。
 その後、音声機能がマザーボードに組み込まれるようになり、次第にサウンドボードというハード自体が趣味的・特殊なパーツになっていくわけだが、ぼくにはずっとCreative信仰のようなものが残っていった。
 正直、この文章を書いているぼくの周りには、Creativeのロゴが入った機器や箱がごろごろしている状況だ。
 しかしだからと言って、Creativeというメーカーが好きかと訊かれれば、答えはNoである。このメーカーはあまりにも殿様商売をしているという気がして仕方ない。

 Windowsがプラグ・アンド・プレイ機構を採用してから、パソコンのハードウェアは組み込めば自動的にドライバがインストールされると言うことが常識になった。それに伴って各メーカーも自社製品のドライバをネット上で公開するのが普通になっていった。
 しかし、Creativeは頑固にドライバの一般公開を拒み続けた。だからCreative製品を使う場合、付属のインストールCDが絶対不可欠であり、またアップグレイドのためにはユーザー登録も必須となる。
 確かに品質管理上そうした対処になっていると言われればそうなのだろうが、これは事実上、中古品の流通を阻害している=リサイクルを否定することになっているのである。
 まあそこまで自社製品の品質に責任を持つというのなら、それもいいだろう。しかし、それならば一度発売した製品について、ある程度の責任は持って欲しいところだ。現実には数年前の製品であるにもかかわらず、Windowsのアップグレイドに対応したドライバの開発を放棄している製品があるし、最新OSに対応したドライバと言われているものでも実際は使い物にならないケースがあるなど、はっきり言って相当ユーザーにストレスを与えるメーカーと言わざるを得ない。

 それでもなお、今回ぼくがZEN Style100を選んだのは、そうは言ってもやはりCreativeの技術自体には今なお信頼を寄せているからに他ならない(もちろん好みの問題もあるし、求めるものの違いもあるわけで、必ずしも一般的にCreative製品の品質を良とする人ばかりではないことも事実であるが)。
 いずれにしても今回は、とりあえず今のところ、このZEN Style100は気に入っている。

 当初、使い勝手が必ずしも良いとは思わなかったが、しかしそれも、慣れと「あきらめ」の問題であり、割り切っていけば不満を言うほどのことではなかった。
 それよりも、工夫をして自分の使いやすいようにしていけばよいのである。

 ということで、まず作ったのは携帯用ケースである。
 専用のシリコンケースはネット販売で買うことが出来るが、正直言って本体の価格に比べて高すぎる。そこで手元にあったチャック付きポリ袋を少し切って、ガムテープで貼り合わせて収納ケースにしてみた。裏側には100円ショップで以前に買った「コードまとめ」のマジックテープ部分を両面テープで貼り付け、針金で小さなフックを作ってガムテで貼り付けた。
 実際に使用するのはほとんどウォーキング時なので、このフックを使って紐で首からぶら下げるか、腕にマジックテープのバンドを巻いて、そこに貼り付けて使っている。

 もうひとつはソフト的な「改造」なのだが、一番目の写真に写っているようにアルバムアートを表示させてみた。
 おそらく製品添付の専用ソフトを使って音楽などを転送すれば自動的にアルバムアートを表示するようになるだろうし、そもそもダウンロードしたファイルに画像データが内包されていれば、それが表示されると思われるが、今回ぼくがやったのはそれがなくても強制的に表示させようということである。

 ZEN Style100 4Gタイプをパソコンに接続して中身を見てみると、いくつかのフォルダが作られているのがわかる。
 ここで音声ファイルが収納されているが「Music」フォルダである。ぼくはここにさらにフォルダを作って、その中に実際のMP3データをコピーした。
 この各フォルダの中に「AlbumArtSmall.jpg」と「Folder.jpg」という画像ファイルを作る。画像自体は好きなものでよい。ぼくは各ポッドキャスティング番組のサイトからタイトル画像をダウンロードしてきて使っている。
 ぼくの場合はレタッチソフトなどで「AlbumArtSmall.jpg」を75×75ピクセル、「Folder.jpg」を200×200ピクセルの画像に加工している。そうすると写真に写っているように、そのフォルダに入っているMP3データを再生する際にその画像が表示されるようになるのである。
 ただしこのとき、画像が白っぽいと情報を表示する文字も白なので、文字が読みづらくなる。そこで、別に作っておいた黒の帯のマスク用画像をコピーして、レイヤーとして上に重ね、透明度をいじって適当なところまで薄くする。最終的にレイヤーをすべて合成すれば完成だ。
(マスクは当然ながら黒の部分だけを使う。白いところは消しておかないと、元画像にかすみがかかってしまうのでご注意を!)
 こういう加工をしておくと、ちょうど文字情報のところだけ背景が暗くなって、文字が読みやすくなるのである。

 なお、表示される情報はMP3ファイルのタグ情報のうち、トラック名(もしくはファイル名)、アルバム名、アーチスト名なので、必要に応じてフリーソフトの「Super Tag Editor」などで編集しておくと良い。
 ちなみに、ZEN Style100では、音楽ファイルをアルバム名、アーチスト名、ジャンル名などで一覧表示することが出来るから、その機能を十分に生かすためにも、あらかじめタグ情報は編集しておくと便利だと思う。つまりここで言う意味は、同じアーチストならタグ情報のアーチスト名を全く同じ文字列にしておかないと、一覧で見ることが出来ないということだ。

 さらにもうひとつ、「Playlist」フォルダには拡張子が「.m3u」のプレイリストデータが収納されている。これは実体はただのテキスト文書なので、メモ帳などから開けば編集することが出来る。
 理由はよくわからないが、ZEN Style100は直接Windowsパソコンのエクスプローラーなどを使って音声データをコピーすると、ファイル名やデータの転送タイミングなどとは無関係に再生の順番がバラバラになってしまうようである。その場合でも、プレイリストを使えば好きな順序で聴くことが出来るので、ぼくはこれを活用している。
 プレイリストの記述には文字数などの制約や省略の規則などがあるようなので、実際にはいったんZEN Style100でプレイリストを作り、それを後でパソコンから編集するようにすれば簡単なようだ。

 なお、お約束だが、以上に紹介した「改造」等をおこなった結果、何かしらの不具合、問題、故障が生じても、当方としては一切責任をとれないので、あらかじめご了承いただきたい。試してみようと思う方は、あくまでも各自の責任でおこなってもらいたい。


8月の店頭ワゴン

〜 男はここから!ベニーはイイぜっ 〜

 久々の自サイト案内です。

 「イチオシ!マイブーム」の中に、Benny Mardonesのファンコーナー「男はここから!ベニーはイイぜっ」を新設しました。

 以前も一度この欄で紹介したことがありましたが、ぼくは2000年ころにたまたま手にした「BLESS A BRAND NEW ANGEL」というアルバムで、ベニー・マードーンズのファンになりました。
 その後もこのアルバムには何か不思議な縁があり、少し歌詞を訳してみたりしたこともあったわけですが、今回思い立って、少しベニー・マードーンズについて調べてみたところ、彼の人生もなかなか大変なものだったことが解ってきました。
 まあ、せっかく調べたことを、そのままにしておくのももったいないので、彼のコーナーを作って紹介することにしました。

 まだまだ工事中が多くて不十分なサイトですが、お暇な時にお立ち寄りいただければ幸いです。
 なお、今後数ヶ月かけて徐々に内容を充実させていく予定ですので、よろしくお願いします。


9月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 ダイキンエアコン AN28LPS-W 〜

 今年の猛暑はどうやら記録的なものになったようだが。
 15年前の夏、両親が暑さで食事が取れず、病院で点滴を受けてやっと暮らしていると電話で言ってきた。
 当時両親はまだ70になっていなかったはずだが、なんにせよこれはそろそろ危ないかなと感じ、ぼくは半年後に家に戻って同居生活を始めた。
 その時、真っ先にしたのは、32ビットパソコンとエアコンを買いに行くことだった。そのどちらもが、ぼくにとっても両親にとっても初めて持つものだった。それぞれ20万円以上したと思う。
 ちなみにパソコンはFMV、エアコンは東芝のRAS-281GDだった。これは団地の構造上、エアコンの付けられる場所が家中でたった一カ所しかないので、場合によっては二部屋同時に冷房できる性能を考慮した選択だった。

 パソコンはその後フル稼働するようになって、ぼくはネットの世界にどっぷり漬かることになるのだが、両親の方はと言えば、心配したのが嘘のように元気になってしまい、そしてエアコンはそのままほとんど使われることがなかった。

 やがて父が亡くなり、母もずいぶんと老け込んで、この数年、しだいにエアコンの利用頻度が上がってきた。それが母の体力が落ちたせいなのか、それとも地球温暖化のせいのなのか、判然とはしない。
 いずれにしても、ついに今年の夏は毎日ほとんどの時間、クーラーが付けっぱなしの状態となってしまった。

 ところがである。
 8月の半ばに突然エアコンから水が噴き出してきた。(矢印A)
 朝見た時に、エアコンのすぐ下側の窓ガラスに水が流れたような跡があることに気づいていたのだが、夕立のせいと思い込んでほったらかしてしまったのが悪かった。
 その日の夜になって母が「カーテンが濡れてる」と言い出したのだ。
 もうその時にはエアコンから垂れてくる水で、カーテンも畳も相当に濡れていた。ともかくもクーラーを止めてそのあたりを片付けたのだが、さあどうしようということになった。
 母は今すぐ修理を呼んでくれと言うが、もう夜の10時で当然そんなことは不可能だった。というより、その日は折悪しく13日の金曜日(!)で、翌日は週末の上、世の中はお盆休みである。そもそも即日修理ということ自体頼めるかどうかなのである。
 ああ、朝のうちに気づいて対処していればよかった!
 素人目に見て、これは排水パイプあたりがゴミか何かで詰まっているようだ。修理でなんとかなるとは思う。しかし実際に修理を頼んでみて、もし機械自体の問題だったら、そこからさらに買い換えることになるかもしれないし、そうなったら、それこそ何日かかるかわかったものではない。

 一番の問題は母の体力である。
 母がいる居間兼寝室は、このところ窓を開けておくと朝9時過ぎには室温が30度を超えてしまう。天候の具合もあるが、クーラー無しの生活をするとなると2〜3日が限度だろうか。
 もちろん漏れてくる水をなにかで受け止めればエアコン自体を稼働させることは出来ると思うが、万が一電気系統に水が入ってしまうと危険が生じるかもしれない。

 というようなことを色々考えながら、古新聞入れに放り込んであった電気店のチラシを掘り起こしてきて、エアコンのところを次々見ていった。
 この際、価格のことは仕方がない。とにかく大至急で設置までやってくれそうな販売店があれば、速攻で買うしかない。

 目を付けた店は一応安売りをうたい文句にしているローカルの量販店だ。「待たせず取り付け」と書いてある。
 こんな風に読み比べたことはなかったけれど、似たような家電量販店のチラシもよくよく読んでみると店ごとに微妙に内容が違うのである。書いてあることは話半分、書かれていないことは絶対にあり得ない、というのが広告の鉄則だから、「すぐに取り付けます」と書いていない店では、まず即日設置はあり得ないだろう。
 ということで、そのローカル量販店に翌朝一番で出かけて行った。

 開店前だったが、店の前では数量限定の特売品を狙って、すでに30人近い行列が出来ていた。ホント、皆さんよくがんばっておられる。
 まあ、こちらは関係ないのだけれど、もちろん並んで順番に入るしかないので、おとなしく店の指示に従う。
 ごった返すレジ前でお客の整理をしていた店員をエアコン売り場に呼んで、なんでもいいからすぐに取り付け工事して欲しいと頼んでみる。ちょっと調子よすぎる若い店員は、しかしすばらしい手際で、すぐ取り付け可能なのは二機種だけ値段の安いのはこっちですちょっと書類を書いておいてください工事の手配をしてきますと、あっという間に翌日午後の工事を決めてくれた。価格は…少々お高い買い物になってしまったけど。

 まあよほどうまくいけばその日のうちにとも思ったが、さすがにそうはいかない。
 家に帰って母に「明日工事」と伝えると案の定だいぶ気落ちしたようだった。実際上その日はそんなにムチャクチャ気温が高かったわけではないが、まず精神的に不安になってしまったのだ。
 とは言え、もうやれることはそんなにない。それでとりあえず家の隣にあるホームセンターに行って、展示品割り引きで1800円弱になっていた30センチ羽のごく普通の扇風機を買ってきた。
 すでにうちには複数台の扇風機があるのだが、これだけでは最早この猛暑に追いつかない。肝心なのは部屋の中の空気をかき混ぜるだけではなく、外の涼しい空気を取り入れることだ。

 先ほど母のいる部屋は朝から30度を超えると書いたが、それは実は日当たりがよいからである。うちは鉄筋コンクリート造りの団地の二階だが、居間のある南東側は目の前が自転車置き場と広場になっていて、風通しがよい代わりに直射日光が直接入ってくる。
 そして気温が急上昇する最大の原因は、窓のすぐ下にある駐輪場の屋根の輻射熱だ。カーテンやよしずなどで防いでいるが、なかなか防ぎきれるものでもない。
 逆に北西側の部屋の窓から入る風は、午前中はかなり涼しい。もっとも午後になると、今度はこっちが日に照らされて熱風になってしまうのだが。

 そこで午前中は北西の部屋から空気を取り込み、南東の部屋から出すというエアフローを作ろうと考えたのだ。そのための扇風機である。
 15センチ羽のクリップ式扇風機を南は外向き(排出)、北は内向き(取り込み)にしてカーテンレールに取り付ける。そして北と南の部屋の境あたりに30センチ羽据え置き型扇風機を一台置いて、北から南に空気を流し、さらに母の座っている場所に向かってもう一台の30センチ羽型で首振り扇風を送る。
 ともかくも、それでその日は乗り切った。
 まあ騙し騙しなら使えるかなと思って、夜に一度クーラーを入れてみたのだが、やはりすぐに水が流れ出はじめたので、これは断念。一晩中窓を開け放って扇風機を回し続けた。

 翌日の日曜日、朝から取り付け業者の電話が入った。午前中予定していたお客が突然のキャンセルになったので、今から工事に行っても良いかという話。もちろん喜んで来てもらうことにした。
 どのみちエアコンを動かせば、水がまとまって流れ出てきたりもするだろうから、あらかじめエアコンの周りにあったものは全て動かして、広くスペースを空けブルーシートを敷いておいた。
 とは言え、母は行くところがないから、部屋の隅に小さく座らせて扇風機を当てておく。

 やってきた業者は、ぼくより少し年上かと思われる人の良さそうなおじさんが一人。
 なんでも、販売店から二人で行くとコストがかさむと言われて、一人で工事しているんだとか。そんなことを言ってもここは団地の二階で、一人で狭い階段を重たい室外機を下ろしたり上げたりしなくてはならない訳で、この話を聞いたらなんだか申し訳なくなった。
 直射日光と駐輪場の輻射熱の地獄のような環境にもかかわらず、愛想良く工事を進めてくれて、お昼前には無事にエアコンの交換が終了。本当に助かった。
 ところで、エアコンから水が出てきた理由だが、原因を究明するのが目的ではないので特に調べたわけではないが、業者の人がよくある話として言っていたのは、エアコンの取り付け角度の問題。
 写真を見てもらえばわかるとおり、以前の工事では排水ダクトが室内機の中を通してある。(矢印B) この場合、室内機が水の流れる方に傾いていればよいが、逆になると水が逆流してしまうとのこと。見た目は悪いが取り付け時に少し傾けて付けるとか、今回うちでやってもらったように、排水ダクトを外側を回して直接室外に流すようにしておくと、こうしたトラブルが少なくなるのだそうだ。

 ちなみに今回購入したエアコンはダイキンのAN28LPS-Wという機種で、そういう次第で別段性能を考えて選んでいる余裕がなかったのだが、まあまあ性能は良いみたい。
 でも、やっぱり高かったかなあ。


10月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 radiko専用プレーヤー Radikool 〜

 白井貴子さんが10月からラジオの新番組を始めると言うことで、どうやったら聞き逃さずにいられるかを研究中。
 まず第一の問題は、建物の関係もあるだろうがウチではほとんどAM放送が入らないということ。今回の番組はニッポン放送だが、普通のラジオそのままではまずまともに聴くことが出来ない。
 現在のところ中古で買ったミニコンポ用のAMアンテナや自作の針金アンテナでいろいろ試行錯誤しているが、一番きれいに聴ける方法は今注目のradikoを使うことだ。
 radikoは東京か大阪地域限定だが、各地域のエリア内に住んでいる人が、インターネットでラジオ放送を生で聴けるサービス。
 このサイトにアクセスしてみたところ、これなら聴けることが判明した。
 そうなってくると次は、できたら留守録したいなあと言うことなのだが、これにはEz-designさん作成のRadikoolというソフトがある。本来はradiko専用プレーヤーだが録音もできるようだ。
 たぶん使えそうではあるが、こういうのはやってみないとわからない。思いがけない問題が発生したりすることがよくあるのだ。まあとりあえずは挑戦してみよう。


11月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 NHK-BS ニッポン全国短歌日和 〜

 先月の口上で咳と耳鳴りが治まらないと書いたが、今度はそのうえ五十肩が両肩とも再発したようだ。ものの本には五十肩は再発しないとか両肩いっぺんにはならないとか書いてあったと思うが、いったいどうなってるんだか…
 まあそれはともかく。

 去る10月24日にNHK-BSで開催された「ニッポン全国短歌日和」で、穂村弘先生に取り上げてもらった一首が、ありがたいことに番組100選に選ばれた。
 今回は何首か投歌したのだけれど、結局あいさつ歌として勢いで作ったこの歌だけが残ったようだ。だいたいいつでもそんなもの。いろいろ考え出すとなかなか人の心をとらえるような歌はできないのかもしれない。


12月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 検査食 ダルムスペース リッチV 〜

 先日来書いているように、夏の終わり頃から体調が悪い。

 ということで、ともかく市の補助がある国民健保の人間ドックに行ってみた。人間ドックとは言っても、中身は会社に勤めてた時にやった定期検診とほとんど変わりない。
 結果通知を見てみるとC(要観察)だらけ。しかも、E(要精密検査)までひとつ。便潜血検査が陽性だったのだ。

 せっかく結果が出たのだから、精密検査をするしかないのだが、実は10年くらい前にも同じ陽性反応が出たことがある。その時は大腸内視鏡検査をやったのだが、今回は内視鏡が混み合っているとかで、注腸検査をやることになった。
 注腸検査というのは肛門から腸内に挿入したカテーテルからバリウムを注入しレントゲン撮影をする検査である。

 事前の準備はたぶん内視鏡とあまり変わらないと思うのだが、ようするに消化の良いものを食べて、下剤で全部出しておくということ。
 ただし、検査結果が分かりづらくなるので、2〜3日前から繊維質と脂肪分は摂ってはいけないという。牛乳もダメ。って、それじゃ何を食べればいいの(泣)
 そもそも食事というのは肉(脂肪)か野菜(繊維)か穀物しかないんじゃないの? 毎日塩むすび? (てか、実はそんな注意はすっかり忘れていたので直前まで普通の食事をしてたのだがw)

 とは言え、いずれにしても前日は病院指定の検査食を厳密に食べなくてはならない。これは強制的に買わされた。
 それがこの、ハウスの「ダルムスペース リッチV」と二種類の下剤である。



 朝食は和風、昼食は中華風のおかゆで、それぞれ味噌汁とすまし汁が付く。これが案外とうまい。もっとも、それは量が少ないせいかもしれない。仕方ないことだが、レトルト食品なのでしばらく食べているとなんとなく人工的なというか変な匂いが鼻についてくる。
 それにしてカロリーも少なめに設定されているのか、ちょっと動き回ると身体が少しふらつくような気がする…気のせいか?

 しかし、この検査食セットはなかなかよくできていて、中にはジュースや3時のおやつまで入っている。おやつはココアクッキー。これは食べた感じは普通のおいしいクッキーだった。ジュースは結局飲まなかったので、こちらの味は分からないけど。

 夕食は6時頃までに食べるコーンポタージュ一杯。
 その後、夜に2回別々の下剤を飲んで、翌朝までに腸の中を空にする。
 ただし、下剤の効きをよくするために水も多く飲めという指示なので、ペットボトルの水はちょこちょこ飲む。そのせいか、お腹はずっとふくれている感じ。

 当日の検査そのものは、別段楽しいというものでもないので割愛するが、しかし、お腹の中にバリウムと空気を入れるわけだから、検査後にお腹が張って痛い感じが残った。ここでまた下剤を投与される。
 これで午後中にほぼバリウムと空気は出たので、不快感はなくなったが、しかしやはり続けて下剤を使うと体力的にはけっこう疲れた。

 と、これでおしまい、と言いたいところだが、まだまだ二週間後には胃カメラがあるんだよー(泣)


戻る