LAST UPDATE TOP>JUNK王国>プロジェクト×>OSインスト決死禄・第一章(1) |
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第一章 セレロンマシンはWin95の夢を見るか今回のOSインストール実験の目的は二つあった。ひとつはNTカーネル(要するにWindows 2000)では動かなかったWindows 95 ネイティブなどの古いゲームをよみがえらせてみたい、ということであり、もうひとつはLinuxの実験機を作っておきたいということである。 そのために何故"M-2"を選んだかと言うと、この機体(の中身)が現在のところ一番古い(おおよそ2001年頃の部品で構成してある)こと、現在まったく使っていないこと、それにIDEプライマリー-マスターにモバイルラックが接続されていることからだ。起動ドライブを簡単に交換することが可能なので、複数のOSをインストールしてみる実験には都合が良い。 ってゆーか95は即敗?まずはWindows 95 のインストールからだ。seagateの20Gハードディスクを入れたモバイルカセットをセットし、Windows 95 のインストールCDを用意して電源を入れ…、ちょっと待てよ。これでいいんだっけ? 何十回となくやってきた9x系OSのインストールなのに、すっかり手順を忘れている。これがトシと言うものだわ。 本当にすっかりきれいに忘れているのだ。嫌になってしまうが仕方ない、本棚からアンチョコを取り出してくる。しまいっぱなしだったフロッピーの起動ディスクも持ってくる。とりあえずMS-DOSは立ち上がった(はずだ)。 しかし、ハードディスクのフォーマットまでは出来そうなのだが、95の起動ディスクでCDドライブにアクセスするためにはドライバを組み込まなくてはならなかったようだ。 そこまでやるのはあまりに面倒(昔はどうしていたんだったか、ついに思い出せない)。そこでWindows 98 の2枚組の起動ディスクを利用することにした。これを使ってMS-DOSから95のインストールCDにアクセスすることが出来る。setupと打ち込んで状況を見守る。と、途中で95インストーラーが「システム内に圧縮ドライブがあるよ〜これじゃオレ仕事できないもんね」とか文句を言い始め、入口のところで止まってしまった。 そう言えば、一番始めにWindows 95 と付き合いだした頃、こいつには本当に苦労させられた。あの頃は確かにマシンも低スペックで、CPUが120MHz、メモリが8MB、ハードディスクも1Gしかなかった(もっともこれはむしろドでかい容量だと思っていたのだが)。よくフリーズしたし、ちょっといじるとすぐクラッシュ、どうしようもなくなってOSを再インストールしようとしてもコマンドがはじかれっぱなし。 それでもそのメーカー製マシン(当然あの頃は大手メーカー品しか無かったわけだが)、投げ売り価格でも20万円以上した生涯最も高価な買い物だったりして、これで立ち上がらなかったらどうしようと冷や汗と涙で濡れながら、だましだまし使ってたんだっけなあ…などと古い思い出が走馬燈のように駆け抜ける。 おそらくインストールを阻んでいるのは、他ならない98のインストーラーだ。出来すぎた弟がちょっとトロい兄貴にイジワルしてるというか…(考えすぎですけど)。98の起動ディスクはHD上にチェック用の一時的な仮想ドライブを作ってしまうので、ここで引っかかってしまうのだろう。 いろいろやれば回避の方法もあるだろうが、ここは素直に次の手としてWindows 98 をインストールすることにする。あきらめが肝心だ。 |