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11年のワゴン


1月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 CANON ドキュメントスキャナ DR2050SP 〜

 口上でも書いたとおり、今が人生のひとつの節目だと感じている。それは必ずしも年齢の問題ではなく、色々とやってきた自分の活動の区切りとも連動している。
 ある時は余裕が無く、またある時は事情が許さず、捨てることが出来ずにきたたモノをここらで整理しようと、昨年末から作業にかかっている。
 とにかく一番は「紙」である。
 ぼくのまわりには、会議で使ったぺーバーから雑誌や本まで、とにかく様々な紙があふれかえっている。これらを整理しようとしているのだ。

 ところで、昨年のiPadの発売を契機に、電子書籍なる言葉を耳にすることが多くなった。
 ちゃんとした電子書籍にするのは大変だが、単なる画像としてでも良いから電子データ化できれば、こうした紙は置き場が不要となる。
 じゃあどうしたらよいのだろう。

 ドキュメント・スキャナが必要なのである。
 もちろんフラットベッド・スキャナで一枚ずつスキャンしたって良いのだが、やはり効率から言ったら全然違う。
 とは言え、低価格化が急激に進みはしたが、やはり新品はそこそこ高い。
 それでYahoo!オークションを利用して中古機を探した。

 条件はこれからのことも考えて、64bitのWindows 7にもドライバで対応できる機種。まあ実際に使うのはXPなのだけれど。
 実際に探してみると、さほど選択肢はない。

 結局、このCANON製のスキャナにした。送料まで含めると、おおよそ15000円くらいだった。
 スキャナしたものを直接モニタに出力して、それをリモコンで操作できるという「いらない」機能も付いているのだが、まあそれはそれで、そのうち何か使い道があるかもしれない。

 で実際のスキャニングだが。

 おおむね順調と言ってよいだろう。
 そもそもこの品物自体にあまり使用感が無く、ほとんど新品並みと言ってもよいコンディションだったし、またこちらとしても、あまり多くを期待していなかったので、これでOKというところだ。
 あえて言えば、両面同時スキャンの際、内向き側のページに白っぽい筋が入ること。これは撮ったページが光沢紙だったので、光が反射している可能性がある。文字の所だと目立たないが、大きな写真だとあまりきれいとは言えない。
 もう一つは、自動連続読み取りの際、途中で紙詰まりを起こしたり、二枚重なって送られてしまったりすることがある点である。
 まあこれは機構上しかたないと思っていた織り込み済みの点なので、特には驚かない。
 家庭用機種と割り切って、気長・気楽につきあっていくしかないのだろう。

 ただ今回やってみて初めて気づいた点は、こうした紙の電子化は、実際上はこうしたスキャン自体より、その前後、つまり本や雑誌のページをカットしてバラすところとか、スキャンした画像の後処理や整理などの方にけっこう時間がかかると言うことだ。
 この辺も慣れていくしかないということなのだろう。


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