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07年のワゴン

2月の店頭ワゴン

〜 Uncle M's Cabin 〜

 本来はぼくのサイト内をご案内する「店頭ワゴン」。久々のご紹介は「Uncle M's Cabin」です。
 このページには、トップページの過去ログとか、秘蔵(?)コレクション、BBSなどがあります。
 ただし場所は秘密。サイト全体からいくつかのリンクを見つけて入ってもらわなくてはなりません。お暇なときにでもお探しください。
 それから、BBSに入るには別のパスワードが必要ですが、必ずしもすべての人にお知らせできるわけではないので悪しからず。なお、星街通信のBBSは今のところ誰でも入れます。



6月の店頭ワゴン

今月のお気に入り!

〜 007と009 〜

 最近の買い物は、007のDVDと009のマンガ。

 DVDの方は昨年出た007アルティメットエディション。割引になるのをじっと待って、3割引になったところでショーン・コネリーとジョージ・レイゼンビーが主演した作品を購入した。
 正直言ってこれは驚いた。画面がきれいなのである。007のビデオ・DVDは数年おきに発売されているそうだが、今回のウリはこの画質の良さと全作に日本語吹き替えが付いたことだ。
 画質はオリジナルフィルムを全こまスキャンした上でデジタルレタッチしたそうで、ゴミや傷はもちろん、オリジナル撮影時に発生したミスも直してある。たとえば蛍光灯光源で撮影した場面にはちらつきが出ていたのだが、それも一コマずつ直したとのこと。
 画質が良ければやはり字幕を追うのがもったいなくなる。そうなると日本語吹き替えでということになるが、今回はその点を考慮したのかもしれない。

 同じように何度も発売されている作品としては「スター・ウォーズ」があるが、こちらも昨年出たリミテッドエディションには日本初回上映バージョンがオリジナル吹き替え音声付きで収録されている。これは中古市場に出てくるようになったら買うつもり。また今年中には「ブレード・ランナー」の新版が出るそうで、画質が良くなることを期待してこちらも待っているところだ。

 こうした名作はたぶん今後、ハイビジョン対応の新世代DVD版が出されてくるだろう。結局ファンは永遠に「新作」を買い続けることになるのだ。いつまでもカネを生み続ける作品なのである。
 ただ、それはやはり出来の良さというもので、自分が生まれたころに作られた007の初期作を今回改めて見てみてみても、確かに面白い。「ドクター・ノオ」なんかは子供の頃にニュープリントのリバイバル上映も見たし、その後もテレビやビデオで何度も見たはずだが、なんとなく大味なパッとしない作品として記憶していた。今見直してみて、それが大きな間違いだったことに気づく。スタイリッシュにして非情なアクション映画で、やはり傑作である。

 さて、マンガの方でも何度も新版が出るものがある。その筆頭が「サイボーグ009」であろう。気になる人はググって調べてもらえばよいが、さまざまなバージョンのものが出ているようだ
 たまたま近くのブックオフでメディアファクトリーのShotaro Worldシリーズの「009」を数冊見つけたのが運の尽き。急にもう一度読んでみたくなってしまった。
 実は子供の頃、自分で買った初めての単行本マンガが「009」だった。秋田書店に直接現金封筒でお金を送り、郵便小包で全巻送ってもらったことを憶えている。雨の日に届いて少しぬれてしまったが、なんだかとても特別な本のような気がして、とてもうれしかった。この時はまだ「天使編」は出ていなかったと思うが、「ヨミ編」のラスト、ジョーとジェットが流れ星になりながら落ちていくシーンを、何度も読み返しては泣いたものだ。
 その後続巻を数冊買ったはずだが、そんな「009」も遠いところに住んでいる従兄弟に貸したきり返ってこず、それ以来数十年の間「009」を読むことはなかった。それがやっと再び巡り会ったという感じである。(もっとも今回読み直してみたら、「天使編」以後に描かれたエピソードの中にも読んだ記憶のあるものがあった。どこでどうやって読んだのだろう。)

 さて、このShotaro Worldシリーズは、数ある石ノ森章太郎の作品集の中でも、決定版という触れ込みで、著者自らのコンセプトに基づく完全版を目指したバージョンである。やはりどうせ読むのならこれが欲しい。
 もはや品切れ状態で古本でしか手に入らない。昔ならこんなものをそろえるのは不可能とあきらめられたのだろうが、今はインターネットがある。ちゃっちゃっと手に入ってしまうのである。
 そうは言っても、プレミアが付いて発売価格より高くなっている巻もあるので、その辺をよけて買えそうなものだけ買ってある。あとはじっくり安い出物を待つつもり。

 今読んでみると悪びれるところ無く絶対的な反戦平和を訴えている。かつてはこれが当たり前に受け止められていたのだし、ぼくたちはこういう空気の中で育ってきたはずだ。ぼくたちの世代はマンガやアニメの中から反戦平和こそが正義であり、規範であることを学んだ。
 現在、麻生外務大臣はマンガ・アニメを持ち出して、日本の文化だ、最大の輸出品だと、はしゃいでいるが、そんなにマンガが大切だと思うのなら、手塚治虫や石ノ森章太郎が残したメッセージも、しっかり受け取って欲しいものだ。

 とは言いつつ、 実はぼく自身も歳を取りすぎてしまったのか、このマンガを読んでも、昔のように泣けなくなっていたのが、ちょっぴり寂しい。


8月の店頭ワゴン

〜 月光汽船 〜

 ぼくのサイトの中を紹介する(ことがほとんどない)店頭ワゴン。
 今回は創作サークル『星街通信』の作品投稿ボード「月光汽船」の変更についてお知らせします。(とは言え実はずっと開店休業中ですが)

 ニフティの仕様変更で今までのようなBBSサービスが廃止されました。仕方がないので当面はニフティが新しく始めた無料広告付き掲示板を利用することにしました。どちらかというとブログっぽい仕様になっています。

 新しい月光汽船はこちらです。http://c-s.bbs.coocan.jp/

 ニフティもフォーラムが無くなり、ニュースサーバーが廃止され、BBS設置サービスも無くなって、なんとも寂しい限り。
 実はぼくのサイトには裏ページがあるのですが、そちらの方のBBSもパスワード管理が出来なくなってしまったので、現在閉鎖中です。

 今後何らかの対応を考えます。

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