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03年のワゴン

今月の店頭ワゴン
(2003年1月版)

〜 本屋さん 〜

 本を買うというのは、ぼくの本質的な習性で、母から聞いた話では2歳か3歳の頃、おぶわれて街中に出た時、お菓子やおもちゃ屋には反応しないのに、本屋の前に来ると中に入れと駄々をこねたそうである。
 それにしても本というのは昔も今も高価なもので、小学生の頃、買ってくれと言い出せずに、書店の棚に並んでいる少年少女文学全集を指をくわえていつも眺めていたことを今も覚えている。

 現在のぼくの生活圏の中で最も近いところにある本屋さんが無くなってしまって残念だと思っていたところ、最近になって新店舗でリニューアルオープンした。
 大きな幹線通り沿いということもあって、周辺には比較的大きな書店が次々出店し競争が激化している。そういう視点から見ると確かにこの近辺の本屋はどれもそれぞれ個性的だ。日本はこれまで良くも悪くも再販制と独占的取り次ぎシステムによって書籍流通が固められていたので、個々の書店が個性を出す余地が少なかったのだが。

 そんななかで、小店舗はたぶんかなり厳しい状況だろうと思うけれど、この本屋さんはコミックに特化するところで独自色を打ち出すことに成功している。
 それともうひとつ、いわゆるeコマーズに力を入れている点が注目。日販が運営する「本やタウン」のサテライトショップになっていてネット上で検索・注文が出来る。これは便利。

 (・・・だと思うが、直接店に行けばよいのでまだ使ったことはない。それにしてもこれまで東販と市場を独占支配してきた「大」日販なんだから、アマゾンよりも使い勝手が悪いというのはイカガナモノか。もっとサービスが良くてもよいのでは? 例えばサテライト店への配本は特別に即日配送するとか、雑誌も扱うとか・・・。まあそんなこともあり、またリンクフリーでもないので「本やタウン」へのリンクは張りません。)

 ともかくも今後もきっとお世話になる予定の「ブックマートぺんぎん」さんです。


ブックマートぺんぎんさん

今月の店頭ワゴン
(2003年2月版)

〜 ライト 〜

 ひさびさに本当に気に入った製品が、このアートワークスタジオ製のデスクライト「リアクター」(\6800)。
 そもそも、ぼくは弱視の部類に入るほど視力が悪いということもあって、照明にはけっこう敏感だ。PCを使う時にはモニタの向こう側の逆光や、キーボードの手元照明、モニタへの映り込みなど、いちいち調整しないとダメ。それで自室のPCまわりには、照明位置の自由度が高い、いわゆるZライト型のスタンドを使っているのだが、仕事用の方にも一つ欲しいと思っていた。
 そんな折り、最近ちかくのショッピングモールにインテリアショップが出来て、のぞきに行ったら店頭にディ スプレイされていたのがこのライト。
 シンプルで丁寧なつくり、クロームメッキの美 しさ。実用的にも(ここが重要)、セードが深いのでまぶしくないし、モニタへの映り 込みも防ぎやすい。またアームの根本の可変度が大きく、下向きに使うことが出来る。大手家電メーカー製のものは4割くらい安いのだけれど、そういう部分が全部だめなのだ。また、凝っているのはセードが二重になっていて外側から触っても火傷をしない工夫がされているところ。
 実は外国製だと思っていたのだが(なにしろ現物渡しで何も付いてなかったから)、ネットで検索したら神戸の企業の製品だった。おもわずBBSにも書き込み。

ホームページhttp://www.artworkstudio.co.jp/からGO Click HERE!!!!でコンテンツを見られます)

今月の店頭ワゴン
(2003年3月版)

〜 最後の弁護人 〜

 会社を辞めてから、すっかりテレビっ子になってしまい、連続ドラマなんかも見るようになった。
 今は、「京都迷宮案内」と、この「最後の弁護人」をわりとよく見る。
 理由は単純で、「トリック」をビデオで見て、阿部寛主演作に興味がわいたと言うだけのことだが。
 ドラマとしてつまらないとは思わないが、日本の司法制度を全く無視した作りはあまりにも唐突すぎないか?
 ドラマの中に出てくるような拘置所や裁判所はあるはずないし、裁判の進行も完全にでたらめ。もちろん意図的なのだろうけれど、現代劇としての全体のイメージとはちぐはぐに感じる。
 それにしても自分で不思議なのは、拳銃撃ちまくりの「西部警察」系ハチャメチャ刑事ドラマは許せるのになあ、というところ。おかしなものである。
「最後の弁護人」公式サイト
http://www.ntv.co.jp/saigo/

今月の店頭ワゴン
(2003年4月版)

〜反戦バッジ〜 〜平沢 進〜

 残念なことに、21世紀に入ってから、反戦集会に出かける機会が増えてしまった。いったいどうなっているのだろう?
 そんな中、ついに最悪の戦争が起こってしまい、日常的に自分の反戦の意志を表明したくなった。しかし、なんらかの党派的な意味を感じられるのは嫌なので、「マイ反戦バッジ」を作ることにした。
 とは言っても、ただパソコンで打ち出しただけだが、写真の左が襟章タイプ、右がネームプレートタイプ。最近は必ずこれをつけて外出している。
 でも本当は、こんなものを捨てられる日が来れば良いのだが。
 さて、そんな反戦集会で一枚のチラシが配られていた。
 そこには「音楽配信による『殺戮への抗議』」と書かれ、あるミュージシャンの戦争に対する強い怒りのコメントが載せられていた。今までこんな反戦運動を見たことが無かったので強い印象が残った。

 数日後、ある知り合いのBBSを巡回している時に、そこの管理人が熱烈に支持しているミュージシャンのことが、ふと気になった。あれ、これは?

 そのミュージシャンが、平沢 進氏である。敬意を込めて紹介します。

 ▲ NOWAR 殺戮への抗議配信

今月の店頭ワゴン
(2003年5月版)

〜動物のお医者さん〜

 期間限定で、「月刊・動物のお医者さん」が出ているので読んでみたら、ハマった。
 むかし単行本を買った時には、つまらなくて放り出したのだが。絵柄がダメだったんだな、きっと。最近は演歌も聴けるくらいオトナになったので、面白さがわかるようになったということか。
 ついでにテレビドラマも見ているけれど、これもなかなか良くできている。もっとも、その大きな部分は原作の力であるのだが。
 恋愛や探偵や根性やカーチェイスや凝りまくった演出がなくても、ドラマは成立するということを教えてくれる、そして、それをやるのはとんでもなく難しいということまで教えてくれる、貴重な作品である。

6月の店頭ワゴン

〜大塚英志〜

 Record of SPENDを見ていただければわかるとおり、最近、大塚英志の評論を続けて読んでいる。
 実はこの人物については、これまで全然知らなかった。マンガの編集者であり、原作者であり、評論家であり、小説家であり・・・、「サブカル世界の勝ち組」とでも言ったらよいか。
 たぶん、ほぼ同い年。ぼくがよく言う「失われた世代」のにおいがする。

 頭は良いし、なるほどと思わせる部分が多いけれど、折々に反発したくなるところもある。そのうちちゃんと論評したいところだが。

 ともかく、「エヴァンゲリオン」と「2ちゃんねる」と「コバルト文庫」(と「ビックリマンチョコ」)を、ちょっと文化的に語りたいと思う人は(ただ好きなだけでもいいけど)、一度読んでみると良い。飛ばし読みで良いから。なんなら、あとがきだけでも。
 総論的には「定本物語消費論」。その後、実践的な小説作法とか、近代文学論とかに向かえば、「物語の体操」->「キャラクター小説の作り方」(この二冊は実際上、前後編になっている)、文化論へ向かうなら「「彼女たち」の連合赤軍」という流れだろうか。
大塚英志[非公式]ファンサイト

7月の店頭ワゴン

〜水性ボールペン〜

 ほとんど一日中パソコンを使っているような生活だが、案外と文字を書く必要もある。会議のメモとか備忘録ノートのようなものだ。別に理由があってのことではないが、昔からの習慣で、創作ノートというかアイデアノートは0.5ミリのシャープペンを使い、短歌を作る時には万年筆を使うことが多い。
 しかし、実用性で優れているのは水性ボールペンで、どこでも手軽に持っていけるし、軽いし、筆圧をかけずに早く鮮明に書くことが出来る。それで水性ペンを買うことが多いのだが、最近ずっと使っているのが、ゼブラのハイパージェルである。
 特に好きなのはアンティックシリーズのブルーグレーとブルーブラック。実に良い色なのだ。ただ欠点は0.7ミリの太字タイプしかないことと、換え芯が発売されていないことである。太字というのは好みではあるのだが、いかんせんインクの減りが早い。
 最近これに加えて黒と黒(太字)も使うようになった。推敲等のために赤とレッドブラックも一応そろえてある。
 もっとも、どんなペンを使おうと、文章がうまくなるわけでも、アイデアがわいてくるわけでもないのは、悲しいけれど当然のことではある。
ゼブラ株式会社 ハイパージェルのページ

8月の店頭ワゴン

〜白井貴子New Single 「美しい地球」〜

 白井さんの新しいシングルが発売になりました!
 今回はTBSラジオの「環境キャンペーン」のキャンペーンソングだそうです。
 いかにも白井貴子らしい歌に仕上がっていて、一見わかりやすい詩と曲なのだけれど、本当はけっこう難しい。そうそう、途中に入っているアフロ・フェイクがまた良いです。
 現在各地で店頭ミニライブを展開中で、通信販売でも購入可能です。詳しくは公式ページへどうぞ。
 ちなみに、ぼくはファン仲間の友人の好意で、発売解禁日に代わりに買ってもらうことが出来ました。しかもサイン入り! この写真ではよく見えませんが、ちゃんとホンチのサインもあるんですよ。
 これを記念して(?)、「Takako大好き」のページをちょっとだけ更新しました。こちらもご覧ください。
白井貴子公式ホームページ

9月の店頭ワゴン

〜WWWストリーミング〜

 世の中ADSLが普及して、ブロードバンドという解ったようで解らないコトバが席巻していますが・・・。とは言え、いまだにISDLさえ使えない地域もあるとか。合衆国の情報ハイウェイ構想は、地域格差を無くしていこうという発想だったと思うのですが、どうも日本の現状は、ますます格差を広げているような印象もあります。こういうところに税金を使わないといけないんじゃないのかなあ。
 まあそれはともかく、一般論で言えば通信回線が安定してきて、やっとインターネット放送も落ち着いて利用できる環境になってきたことは事実です。番組自体も充実してきました。ぼくも最近は定期的に視聴しています。
 それで今回は、ぼくが最近よく行くサイトを紹介してみることにしました。

impress TV
 ひょっとすると、見ている人が一番多いかもしれない(?)インプレスのブロードバンド・コンテンツ。無料番組が多いのと、とてもわかりやすいサイト構成がgood。ぼくはもっぱら雑誌「DOS/V Power Report」連動企画の「動く!改造バカ一台」だが、スタバ齋藤の番組なんかも、ぼやっと見ている。

お笑いチャンネル brstTV
 若手お笑い芸人のライブ番組。どういうわけか知らないが、上のインプレスTVでも最近この一部が転載されている。はっきり言ってほとんどハズレだが、中にはかなりのものもある。
 ちなみに落語協会では、掛け替えだけれど、超一流の芸を太っ腹にも掲載しています。

JJazz.Net (radio station)
 ありそうで少ない日本語のジャズ番組。日本人プレーヤー専門で再放送が多いというのが評価の分かれるところだろうが、インターネットだからこれくらいの特色があるのはOKだろう。

ストリームナビ
 ブロードバンド放送と言っても、番組表がなければしようがない。普通だとWindowsMedia.com−ラジオチューナーなどで探すわけだが、これはかなり使いづらい。ストリームナビは日本国内向け放送専門のわかりやすい紹介サイト。

10月の店頭ワゴン

〜少しずつリニューアル〜

 ホームページを開設してから5年半になります。
 当時は、まだ通信速度も遅く、普通の電話回線を使った従量制の接続サービスが主流でした。パソコンのスペックも低かったことと相まって、WWWサイトを閲覧するといろいろストレスが溜まったものでした。
 そんなわけで、どのような環境でも軽く速く見ることが出来るというのが、ぼくのデザインポリシーになり(それは今でもひとつの強迫観念になっていますが)、現在のようなサイトになったのです。
 それでもサイトの移転に伴って、本当に少しずつですがソースの見直しを進めてきました。最近手直しをしたページをいくつか紹介します。

JUNK王国
 壁紙をつけてみました。今後もメインページらしく整備していくつもりです。

プロジェクト×〜愛用ソフト
 パソコンコーナーも少しずつ充実させています。

サイトマップ
 構造が複雑化してきたことに対処。

KIWAME ART
 いろいろやっていきたいです。

11月の店頭ワゴン

〜 重 曹 〜

 今ハマっているのは「重曹」。かっこよく言うとベーキング・ソーダ(ベーキング・パウダーとはちょっと違います、似てるけど)。
 きっかけは白井貴子推薦の「魔法の粉・ベーキングソーダ335の使い方」(ヴッキー・ランスキー著/クリーン・プラネット・プロジェクト訳/飛鳥新社)を買ったことです。この本によると、重曹には、家具や食器の汚れ落としに使えたり、薬や入浴剤、乾燥剤、脱臭剤などなど、様々な用途があるそうです。
 買った当初はパラパラめくって「ふーん、なるほどね」という感じだったのですが、先日、夜中に電子レンジで晩酌にお燗をつけようと思ったら、けっこうレンジが汚れていることを発見。
 ぼくはレンジ台の下のロッカーにずっと以前から重曹があるのを知っていました。母が昔カラメルを作ろうとして買った残りなのです。それならひとつ使ってみようと、重曹をつけてちょっと拭いてみたら、これが本当に魔法のようにきれいになってしまったのです。
 こういうのは快感です。ハマります。
 翌日、蛍光灯の笠を拭いたのをはじめとして、シンク周りや食器の水切りかごなどを磨いては喜んでいるのです。

 重曹を使う利点は、なんといっても安全性が高いと言うことでしょう。
 そもそも昔からある食品(添加物)です。仮に食器などに成分が残っていて誤って口に入ったとしても、合成洗剤などに比べればはるかに安全です。
 また、磨き粉を使ったクレンザーなどでは傷が付いてしまうような場面でも、水溶性の重曹は適度に結晶が磨き材としての効果を発揮して、やがて解けてしまうので(塩の効果に似ています)、事実上ヘタな磨き粉よりも優れています。

 難点を言えば、ぼくの家の近所で買える食用の重曹は、小さなパッケージのものしか無くて、相対的にかなり割高だと言うことです。これでは、洗剤代わりにバンバン使うという気にはなれません。
 もっと重曹が見直され、大量に消費されるようになれば、ぐっと値段も下がるだろうに、と思うのですがね。

12月の店頭ワゴン

〜 ゲームキューブ 〜

 生まれて初めてテレゲーム機を買った。ゲームキューブである。高い。
 もちろん本体だけでは仕方ないので、ソフトも何本か購入。これも高い。

 ファミコンの頃からソフトに対する規制が強く、閉鎖的体質の任天堂のあり方に疑問もある。(ただ、ここまで徹底していれば、ある意味あっぱれ。)

 さて、なんでプレステ2でなくゲームキューブなのかというと、それはただひとつ「スター・ウォーズ ローグ スコードロン3」(写真手前)が欲しかったからである。
 10代の終わりに見た「スターウォーズ」第一作こそ、ぼくに映画とはまさにこれだと、目から鱗が落ちるようなすさまじいインパクトを与えた作品だった。
 昔も今も、パチンコもアーケードゲームもやらないぼくだが、ただひとつ、デス・スターをXウイングファイターで攻撃するワイヤーフレーム表示のゲームにだけはハマった。(てゆーか、ゼビウスにもはまったけどさ。)
 なんと、このゲームキューブ用ソフトには、そのゲームが同梱されているというのだ!


 ・・・というのだ、という表現は、つまり、ソフトは発売日に買ったのだけれど、なんだかんだと忙しくてまだやってないという悲しい事実を裏側こ秘めた表現であるのではある・・・(泣)

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